2012/08/09
救急法~心肺蘇生方法を学ぼう~
7月22日(日)
中川生涯学習センターで消防士さんから
救急法を教えてもらいました。
消防局から指導員が2名いらして、準備をしています。
今日は救急法を学びます。
救急法のビデオを見ます。
人間は…
心臓が止まると約3分で50%死亡
呼吸が止まると約10分で50%死亡
血が多く出ると約30分で50%死亡
というデータがあります。
救急車は電話しても来るまでに6分以上かかる場合があります。
その間に「心臓」と「呼吸」ができるように手当をすれば、
命が助かる確率が高くなります。
ビデオで学んだことを実践します。
指導員からの説明を聞きます。
◆救急法の手順◆
(1)倒れている人を見つけたら、
その人の肩をたたきながら、耳のそばで声を出して呼びかけます。
- 肩をたたいて呼びかけます
(2)近くの人を呼んで、
「救急車を呼んでください」
「AEDを持ってきてください」
と、お願いをします。
- まわりの人に協力をよびかけます
(3)倒れている人が意識を失ったままなら、
「息をしているか」「心臓が動いているか」を確かめます。
息をして心臓が動いているようなら、
気道確保をして様子を見ます。
- 胸の動きを見ます
(4)息をしていなく、心臓が動いていなかったら、
心臓マッサージと人工呼吸をします。
心臓マッサージを15回したら、人工呼吸を2回します。
これを4回繰り返したら、心臓と呼吸をしているかを確認します。
心臓と呼吸をしていたら、そのまま様子をみます。
呼吸が弱いようだったら人工呼吸をします。
心臓と呼吸をしていなかったら、また同じように
心臓マッサージと人工呼吸をします。
救急車が来るまでそれを繰り返します。
- 心臓マッサージをします
(5)AEDが運ばれて来たら、
それを開けて、中に書いてある説明書の通りに操作します。
- AEDを持ってきたよ
(6)AEDのスイッチが入ったあとすぐに心臓マッサージをします。
心臓が動くようになったら、心臓マッサージを止めます。
心臓が動かないままなら、そのまま心臓マッサージを続けます。
- パッドには貼る位置の絵があるよ
AEDのパッドには、「6歳以下の子供用」があります。
胸の真ん中と背中の真ん中ではさむように貼ります。
AEDには説明が書いてありますから、
落ち着いて読んで確認して使いましょう。
- 6歳以下の子供用のパッドがあります
◆人工呼吸のやり方◆
(1)意識を失うと、舌を支える力がなくなり、
舌がのどの奥をふさいでしまいます。
まずは、気道確保をして、舌を動かしてのどが開くようにします。
- 白いところが「舌」です
(2)あごを上へそらすと、舌が動いてのどの奥が開くようになります。
片方の手をひたいに、
もう一方の手の人差し指と中指を下あごの先の骨に当てて、
あごを持ち上げ、頭を後方にそらせます。
- 舌がのどをふさいでいます
- あごを上げると、のどが開きます
(3)感染を防ぐためにハンカチなどうすい布で口を覆います。
あごを上に持ち上げて、鼻をつまんで、鼻の穴をふさぎます。
(4)息をいっぱい吸い込んで、
倒れている人の口へゆっくり息を吹き込みます。
息が肺に入っていれば、胸が上下に動きます。
人工呼吸は2回続けてやります。
この後は、リーダー達が指導員に色々な質問をしていました。
スカウト達もわからないところを丁寧に教えてもらい、
理解することができました。
質問
「心臓マッサージと人工呼吸、両方できないときは
どうすればいいですか?」
答え
「気道確保をしてから心臓マッサージをやってください。
血液が脳に行かないと、容態が悪くなってしまいます。
心臓を動かして血を回す方が大事です」
- 熱心なリーダーと指導員
- 丁寧に教えてくれました
参加証をもらいました。
自分の名前を書き込みます。
90分間、教えてくださった指導員に御礼をしました。
- ありがとうございました!
来月はキャンプです。
今日習ったことを覚えておいて、怪我や事故には気をつけようね。
- また会う日まで~(8分音符)